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【ニューヨークが舞台の映画】ワンダー君は太陽

映画版「ワンダー君は太陽」は、ニューヨークのブルックリンが舞台。めずらしい病気で顔に「大きな違い」があり周りとはちょっと違ったオギー。学校に通うことになり、好奇の目にさらされ、嫌がらせを受けながらも、家族のサポートを支えにたくましく成長していく姿が描かれています。様々な優しさや思いやりを感じる場面や名言も多く、学びが多い映画だと思います。

元々はベストセラーの書籍で、それが映画化されました。母親役を演じたジュリア・ロバーツも、彼女の子供も大好きな本だそう。私も、将来子供ができたら絶対に一緒に読みたい、一緒に映画を観たい、そんなすてきな物語です。

映画「ワンダー君は太陽」の登場人物

オギー

主人公のオギーはジェイコブ・トレンプレイ。

「下顎顔面骨異形成症」という極めて珍しい医学的顔面奇形で生まれたため、他の人と同様に、見たり、嗅いだり、話したり、聞いたりするために生まれてからなんと27回もの手術を受けました。

イザベル

オギーの母親のイザベルは、ジュリア・ロバーツ。

何事もあきらめない、強い意志の持ち主。オギーのホームスクールをしていましたが、5年生になるタイミングで私立の学校へ通わせることを決意しました。それでもやはり心配な様子。

ネイト

オギーの父親のネイトは、オーウェン・ウィルソン。

理解のある、やさしくて温厚な人柄。家族のムードメイカー。最初は学校に行きたくないといっているオギーに賛成するが、イザベルの決心に理解を示す。

オリビア

オギーの姉、オリビアを演じたのはイザベラ・ヴィドビク。

良い姉・いい娘過ぎて、自分が困っていても周りへ相談できず、一人で抱え込んでしまいます。

デイジー

とても愛らしい、家族の愛犬🐶ホームスクーリングをしていたオギーにとっては、本当の友達のような存在。

映画「ワンダー君は太陽」のストーリー

オギーのストーリー

いままでホームスクーリングをしていたのに、5年生から私立学校へ実際に通うことになり、オギーは嫌がります。結局、通うことになるものの周りと違うため、好奇の目にさらされます。

それでも、持ち前のユーモアと賢さ、強さで学校に通い続け、サマーやジャックと仲良くなるものの、ハロウィンの日にとてもショックな出来事が…。

オリビアのストーリー

姉のオリビアは、仲のよかった親友から理由もわからずに無視されるようになってしまいます。そんなとき出会ったジャスティンと仲良くなり、演劇を始めます。

それでもやはり親友との関係で悩むオリビアですが、なかなか周りに打ち明けることができません…。いつも”脇役”でいるオリビアの心情が描かれています。

映画「ワンダー君は太陽」の名言

正しさと優しさ

オギーのクラスの担任のブラウン先生が黒板に書いた言葉が印象的でした。

When given the choice between being right or being kind choose kind.

正しくいるか優しくいるか、どちらかを選らばないといけないときは、優しさを選ぼう

器の小さい人への対応

大人の前だけ良い顔をするジュリアンのことをオギーが母親のイザベルに話したときにイザベルがオギーにいった言葉。

When someone acts small, you just have to be the bigger person

もし誰かが(人間として)小さい行動をするなら、あなたはただ(器の)大きい人でいなさい。

元大統領夫人、ミシェル・オバマ氏の「When they go low, we go high」に似ていますね。

見方・視点を変えること

校長先生が伝えた、発想・考え方の転換。

Auggie can’t change the way he looks. Maybe we can change the way we see.

オギーは彼の見た目を変えることはできない、私たちが味方を変えることはできるかもしれない

過去は人相に出る

周りから「醜い」と言われて泣くオギーに母親イザベルがかけた言葉。

We all have marks on our faces. This (heart) is the map that shows us where we are going. And this (face) is the map that shows us where you’ve been.

私たちはみんな顔に印がある。心は私たちがどこへ向かうかを示す未来の地図、顔はあなたが何を経験してきたかを示す過去の地図。

どんなことを経験してきたかが人相に出るということですね。

成功のモノサシ

時間の使い方、日々の選択、周囲との関わりが人生に大きな変化を与えることを思い出させてくれます。人によって「成功」の定義も違うので、自分には何が大切か?考えてみる良いきっかけにもなりました。

It’s what you’ve done with your time, how you’ve chosen to spend your days, and whom you’ve touched this year. That, to me, is the greatest measure of success.

あなたがあなたの時間に何をしたか、どんな風に日々を過ごす選択をしたか、だれに感動したか、私にとってはそれが成功の物差しです。

映画「ワンダー君は太陽」のロケ地

カナダのブリティッシュコロンビアでも撮影が行われたそうですが、ニューヨークで行われた場所を紹介します。

リンカーンセンター

オリビアの学校の演劇発表会が行われたのは、リンカーンセンター。

コニーアイランド

オリビアが大好きなおばあちゃんとビーチで話しているシーンは、コニーアイランド。

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映画「ワンダー君は太陽」の感想

子供の素直さと複雑さ

子供同士って、簡単に仲良く慣れたり、ストレートに疑問をぶつけて傷つけてしまったり、グループに所属することへの安心感や所属していないことへの不安など、大人の世界よりもシンプルに見えて複雑に感じます。

オギーも「Meeting kids is harder than meeting adults(子供に会うのは、大人に会うよりも難しい)」と言っています。

サマーは芯のある強い少女で、周りの目を気にせず、自分が正しい・やさしいと思う選択をして行動しています。若いころにこういうことができたら、私ももう少し楽だったのかな?なんて思ったりもしました。将来、子供が生まれたらこんな子に育てたいと思いました。

ジャックが、グループに属すことへの執着がありつつもオギーへのやさしさや思いやりもあり葛藤している姿は、素直な子供らしさを感じました。大人でもありえるシチュエーションかもしれませんが、子供はとくに難しく複雑に感じます。

ジュリアンは、大人の前で良い顔をする子ですが、やはりそれにも理由があるんだろうと思いながら観ていました。最後になんとなく理由がわかった気がしました。子供は親のことをよくみている。いかに親の子育てが大事か?をあらためて実感しました。

親の想い

学校へ行きたくないオギーの気持ちをわかりつつも、学校へ行かせる決意をした両親。とくに母親イザベルのオギーを想って学校に行かせるという強い意志、そしてぬぐえない不安な様子がさまざまな場面で伝わってきました。

学校へいくオギーの背中を見守りながら「神様、どうか子供たちを彼(オギー)に優しくさせて」というシーン、オギーが初めて友達(ジャック)を連れて学校を出てきたときの安心した姿、親としての心配な気持ちと愛情をとても強く見受けられました。

また、父親ネイトもオギーを思ってある行動を起こします。それがのちに大きな変化を生むことに。

たくましさ

オギーのたくましさは尊敬に値します…!すこし繊細な話題も笑いに変えてしまうところはまさに父親ゆずりのユーモア、そして困難に負けない母親ゆずりのタフさを兼ね備えています。

また、「周りを気にしすぎないこと」も本当に大事だと感じました。周りから好奇の目で見られても学校に通い、発言をし、ひとりでカフェテリアでご飯を食べるオギー。日本の大学で「ひとりでトイレでご飯を食べる」学生もいるとよく聞きますし、私自身も小学生のころは”ひとりでいる”ことはなかなかできなかったと記憶しています。

もちろんオギーも全く気にしていないわけではないですが、大切な人から愛されている実感や、学校へ行くことの目的を理解しているからなのかな、と考えました。(個人の意見です)

やさしさと理解、支え合い

オギーは、家族からたくさんの愛情を受けていますが、本人もまたとてもやさしい心の持ち主。オギーが家族に与える優しさや勇気に家族や周囲の人も助けられていると感じました。

オリビアは、弟のオギーが常に優先されることへの理解があり、とても聞き分けが良い子で両親にはなかなか自分の悩みを打ち明けることができません。しかし、話を聞いてくれて愛情を伝えてくれるやさしい祖母がいます。誰かが見ていてくれる、想ってくれる、守ってくれる、そう思えることって大きな安心感につながりますよね。

イザベルとネイトは、親としても夫婦としてもチームワーク抜群で、互いに役割をわかっていて、協力し合って素敵だなと感じました✨

それからオギーの学校の校長先生、担任のブラウン先生が特にすばらしい先生だと感じました。校長先生の言葉には重みを感じます。

優しさを持って人に接することの大切さ、そして「優しくいること」は選ぶことができる。また、どんな子供でも、周りにその子を理解し優しさをもって支える人がいる環境があれば、みんなが輝ける。そんな風に感じました。

あまり、ニューヨークさは強くない映画ですが、ところどころにニューヨークの風景が楽しめる映画かなとおもいます。物語の内容がとても好きで、お気に入りの映画のひとつです。

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