ニューヨークを舞台に、働くミレニアルの女性たちにフォーカスしたドラマ、「NYガールズ・ダイアリー、大胆不敵な私たち」(原題:The Bold Type)。あらゆる社会問題を取り入れており、またパワフルでクリエイティブな主人公から学べることも多く、そして実用的な英会話が多く、英語の勉強にもおすすめのドラマです★
NYガールズ・ダイアリー、大胆不敵な私たち
ニューヨークが舞台のドラマ
ニューヨークを舞台にしたドラマや映画として有名な、Gossip Girl(ゴシップガール)やSex and The City(セックスアンドザシティ)のような華やかな世界というよりは、わりと等身大の様子が描かれているかなとおもいます。
シーズン&エピソード
2017年に始まり、2021年に放送されたシーズン5まであります。
シーズン1 | 10エピソード |
シーズン2 | 10エピソード |
シーズン3 | 10エピソード |
シーズン4 | 16エピソード |
シーズン5 | 6エピソード |
主要登場人物
メインキャラクター以外にもキャラが濃くておもしろいですが、ここでは主人公について書いていきたいと思います。
ジェーン・スローン
雑誌スカーレットのライター。フェミニストと自称し、独創的な切り口から記事を書いている。幼い頃に母を乳がんで亡くし、病院嫌い。兄が2人。サットンと同居中。
サットン・ブレイディ
スタイリストの助手。秘密の社内恋愛中。アル中の母とは距離をおいている。父は幼い頃出て行ったため、関わりがあまりない。
キャット・エディソン
ソーシャルメディアディレクター。黒人と白人のミックス。本人も「恵まれている」と言っているとおり、両親の所有するロフトに住んでいる。
ジャクリーン・カーライル
スカーレットの編集長。既婚。元戦場ジャーナリスト。
社会問題を取り上げる
現代のアメリカにおける社会問題について触れていることが多いです。
- 女性の働く環境
- 乳がん検診
- 卵子凍結
- 銃問題
- 医療問題
- 人種差別
- 性的嗜好
など、本当にさまざまなことが挙げられており、とてもベン今日になりました。とくに気になったことを下記に書いていこうとおもいます。
乳がん検診
幼い頃に母親を乳がんで亡くしたジェーンは、検査にいくことが怖くなかなか気が進まないものの、周りは「検診を受けよう」と喚起します。
ジェーンと、彼女を支えるサットンとキャットをみていて、検査を受ける必要があることはわかっているけれどなかなか踏み出せない人に対しては「検査を受けよう」ではなく、検査を受けることに対する不安や恐怖を理解してあげることが大事だということを学びました。
銃保有・規制
銃反対のジェーンと、銃愛好家のサットンは、ルームメイトとして一緒に住んでいます。ある日、ジェーンはサットンが銃を保有していることを知り、処分してほしいと頼みます。
ジェーンは幼い頃、近くの学校でマスシューティング(銃の乱射)があったため、銃に対して強い不安感を感じるとのこと。一方、サットンは、「銃は悪くない」との一点張り。
一緒にシューティングに行ったものの、溝は深まってしまう…。
私自身アメリカに住んでいるので、銃に関してはいろいろと考えることがあります。「アメリカ国内では1日300人が銃により亡くなっている」というジェーンの言葉が心に刺さりました。
人種や学歴差別
Diversity(多様性)や学歴を理由に不採用になることに関しても取り上げられています。
人種によって、入試や就活に”受かりやすさ”の差が出ていることはさまざまなデータから議論されていますが、中でも主人公のひとりキャット(黒人と白人のミックス)が言った「White privilege(白人の特権)」については、白人の夫とよく話します。
さまざまな偏見
性的嗜好、人種、パートナーの年齢など、さまざまな偏見に関しても問題喚起を感じます。私自身、気づいていなかったことがあり勉強になりました。
ひとつあげるとすると、年下女性&年上男性との恋愛において、女性側が「女性が成功すると、男性に媚びを売って仕事をとっていると言われる」という気持ちは、とてもわかります。しかし、男性側も、若い女性と付き合うことに関して冷やかされたり、真剣な関係でないと思われたりすることを知りました。
女性の活躍
主人公が女性であることは、Sex And The Cityと同様ですが、最近のドラマなので現代ならではの問題や悩みなどが描かれていて共感できることがたくさんありました。とくに、キャリアとプライベートの充実などは悩んだ経験がある方も多いのではないでしょうか?
フェミニスト・フェミニズム
Me Too運動、男女の平等、女性のプレジャーグッズなどオープンに語られています。
Empowering Women
ジェーン&サットン&キャットが同僚であり親友としてお互いに励まし合い支え合っている様子はシーズンを通して感じられますが、とくにジャクリーンは理想の上司。こういう方が上司にいてくれたら&増えたらどんなに良いか…と。
英語の勉強にもおすすめの海外ドラマ
ミレニアルズが主人公であること、そしてわりと最近の作品なので、使える英語がたくさん!ニューヨークが舞台ということもあり、わたしは聞き取りやすいと感じます。夫は「東海岸ってかんじ」とよく言います(笑)たしかに私がいま住んでいる西海岸の英語とは違うと感じます。
ぜひチェックしてみてください♪