Amazonオリジナル作品の、「モダン・ラブ~今日もNYの街角で~」を観ました。とてもよかったのでおすすめ!ネタバレにならない程度に、登場人物、ストーリーを紹介していきます。セントラルパークでのシーンが多々登場しますが、それ以外の撮影場所など、わかる範囲で紹介していきます。元ネタの記事も貼っておくので興味がある方や英語の勉強などに使ってください。
ニューヨークタイムズのコラムが元ネタ
ニューヨークタイムズ紙の「Modern Love」に投稿されたエッセイに基づく物語。
なんとも”ニューヨークらしい”と感じる出会いや多様性あふれるストーリーにほっこりしました💕
第1話:私の特別なドアマン
原題は、”When the Doorman Is Your Main Man”
登場人物
マギー(クリスティン・ミリオティ)
ニューヨークのアパートメントに住む女性。
グズミン
マギーが住むアパートメントのドアマン。鋭い観察力がある思いやりのある男性。
ストーリー
マギーが連れてかえってくる男性に毎回コメントをつけるグズミン。
ちょっとお節介というか過保護なグズミンだけど、マギーにとってとても頼りになる存在。
マギーが困ったときに助けてくれるのはいつもグズミンでした。
撮影場所
- Copley Plaza (プロスペクトハイツ、ブルックリン)
- Glady’s (クラウンハイツ、ブルックリン)
- アメリカ自然史歴史博物館
第2話:恋のキューピットは世話好き記者
原題は、”When Cupid Is a Prying Journalist”
登場人物
ジョシュア(デーヴ・パテール)
マッチングアプリのCEOの男性。
エマ(ケイトリン・マギー)
過去に、ジョシュアと同じ職場の面接を受けにきた女性。
ジュリー
ジャーナリストでジョシュアにインタビューをしているうちに、彼の恋愛経歴が気になり質問する。
ストーリー
昔、大好きだった恋人と、理由もわからない突然の別れを経験したジャーナリスト、ジュリーが、デーティングアプリのCEOのジョシュにインタビューをしているところから始まります。
ジョシュにも過去に恋人だったエマとの苦い思い出があり、ふたりはお互いの恋愛経験を話します。
タイミングが合わずにすれ違う儚い恋を思い出す方もいるのでは?
撮影場所
- the Arlo NoMad
- ブロンクス動物園
- Saint George Bistro
- Cornelia Street Café (Greenwich Village)
第3話:ありのままの私を受け入れて
原題は、”Take me as I am, whoever I am”
登場人物
レキシー (アン・ハサウェイ)
女性弁護士。Bipolar=双極性障害を患っている。
ジェフ
レキシーがスーパーマーケットで出会った男性。
シルビア
レキシーのことを気にかけている、同僚。
ストーリー
軽やかなミュージカル調で、アンハサウェイが歌ったり踊ったりしている楽しいシーンから始まります💓しかしこれはレキシーが患っている双極性障害の「躁状態」のとき。
躁状態でジェフに出会って楽しい時間を過ごし、次回のデートの約束をするものの、当日、鬱状態に陥ってしまい、ジェフは全く違う様子のレキシーに混乱する。
その次のデートの際、ジェフに対して
<blockquote>Please come back, please don’t come back</blockquote>
とつぶやいている姿がレキシーの心の葛藤を表しており、とても心に刺さりました。
躁状態との付き合い方がわからずひとりでもがき苦しむレキシーは、鬱状態だと仕事も休みがちで職場でも立場が危うくなってしまう…。
撮影場所
- Fairway Market on Van Brunt Street
- Lexington Avenue
- Washington square park
- 256 Mott Street (Nolita)※レキシーのアパートメント
第4話:夫婦という名のラリーゲーム
原題は、”Rallying to Keep the Game Alive”
登場人物
サラ
夫と2人の子供を育てる女性。
デニス
サラの夫で、俳優。楽しい事が好き。
ストーリー
倦怠期の夫婦がカップルカウンセリングに通うシーンからはじまるストーリー。
子供2人を育てている夫婦ですが、ある日、妻が「共通点のない私たちは子供が自立したあとどうなるのか」という不安に襲われ、カウンセリングに通い始めます。
性格がまるで異なる2人は趣味も異なりますが、カウンセラーから勧められたとおり、時間を作ってお互いの好きなこと一緒にするようになります。
テニスのラリーを通して、2人の関係性の変化を見ることができます。
撮影場所
- Village East Cinema(映画館)
- Central Park Tennis Center
第5話:デートの幕あいは病院で
原題は、”At the Hospital, an Interlude of Clarity”
登場人物
ロブ(ジョン・ギャラガー・ジュニア)
デートで失敗したくない、とナーバスになりすぎている男性。
ヤスミン(ソフィア・ブテラ)
ロブとデートをする美女。
ストーリー
2回目のデートのシーンから始まります。
すてきなアパートで一人暮らしをするロブは、ヤスミンを家に呼んだものの、恋にはあまりうわてではなく少々ぎこちない…。そんなときに思わぬハプニングが起こり、2人は病院で一夜を過ごすことに。
失敗したくない気持ちが強く、あたふたしてしまうロブがとても愛らしい。また、美女ヤスミンはとても聞き上手で繊細でもあります。
ふたりはさまざまなことを話しながらお互いを知っていき…?
撮影場所
- Elizabeth Street Garden
第6話:パパみたいな人とデート?
原題は、”So He Looked Like Dad. It Was Just Dinner, Right?”
登場人物
マディー(ジュリア・ガーナー )
幼い頃に父を亡くした21歳の女性。
ピーター(シェー・ウィガム)
マディーの職場の上司。55歳。
ストーリー
マディーの友達が21歳を迎えて、家族のディナーにマディーが参加するところから始まります。
職場の上司が父親に似ていて気になるマディー。ふたりは職場の外でも会うようになります。21歳のマディーが55歳の彼に求めるものとは?
撮影場所
- セントラルパーク動物園
- Peter Pan statue
第7話:僕らが見つけた家族のカタチ
原題は、”Hers Was a World of One”
登場人物
トビィ(アンドリュー・スコット)
養子を探しているものの、なかなか運がまわってこず。少々神経質。
アンディ(ブランドン・カイル・グッドマン)
トビーの恋人。比較的楽観的のよう。
カーラ(オリヴィア・クック)
養子先を探している妊婦。
ミック(エド・シーラン)
カーラの”友達”。
ストーリー
ゲイカップルとして、養子を迎えようとしているふたり。なかなか決まらず苦戦する中で、ひとりの妊婦に出会うが、彼女は少し変わっていて…。
撮影場所
- East Seventh Street
第8話:人生の最終ラップはより甘く
原題は、”The Race Grows Sweeter Near Its Final Lap”
登場人物
マーゴ(ジェーン・アレクサンダー)
ランニングが趣味の女性。
ケンジ(ジェームズ・サイトウ)
彼もランニングをしている。日系の設定なのか、「Kenji Inouuye」という名前になっていました。ジェームズ・サイトウさんはカリフォルニア州ロサンゼルス出身の日系アメリカ人です。
ストーリー
趣味のランニングを通して出会う2人。走っているときに出会ったふたりは、一緒に走り、人生を共に歩む。最初は、ケンジより先にいてケンジを待っていたマーゴ。今はケンジが”先”でマーゴを待っている。
マーゴが人生の酸いも甘いも経験している”Old Love”について語っていて、とても重みと深みがある言葉でした。
撮影場所
- Carl Schurz Park(アッパーイーストサイド)
- East River (リバーサイド)
レビュー
1ストーリー、30分程度という長さが観やすくて良かったです。
第一話を見終わった瞬間から、もうすっかり好きな物語になりました。
ニューヨークらしさ
ニューヨークは、とても不思議な、そして興味深い、人と人のつながりがある場所だと私はおもっています。
人を愛し・愛され、人を傷つけ・傷つけられ、それでも人に助けられる、そんな人間同士の関わりが美しく描かれ、心が温まる作品だとおもいます。
最後まで必ず観るべき
ひとつひとつの物語は完結型でつながっていませんが、さいごは、NYらしい「偶然」を紡いで、美しく描かれています。
エピソード1から順番に、最後まで観てほしいです☺